鋼構造学
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
森山 仁志 [MORIYAMA HITOSHI] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
鋼材は,鋼橋・鉄塔・水門・高層建築などの土木・建築構造物だけでなく,造船・機械部品など多様な工学分野で使用される最も基本的な金属材料である.本講義では,鋼橋を例として鋼構造の設計・製作・施工等に関する基礎知識を習得することを目的としている.
授業概要
鋼材の機械的性質,鋼部材の連結方法,種々の応力状態での鋼部材の力学挙動に関する知識を習得する.また,代表的な鋼構造物である鋼橋の設計・製作・施工に関する基礎知識を習得する.
到達目標
- 鋼材の機械的性質を熟知し,コンクリートなどの他の構造材料との違いを理解すること
- 鋼部材の力学挙動を,引張・圧縮・曲げなどの作用に関連づけて説明できること
- 簡単な与条件のもとで,鋼部材の構造寸法を決定し,それを連結するための継手を設計できるようになること.
授業計画
- ガイダンス,鋼構造の変遷と現状(序章)
- 構造用鋼材の種類や機械的性質(第2章)
- 鋼構造の要件と鋼構造の特徴(第1章)
- 引張部材の力学挙動(第4章)
- 圧縮部材の力学挙動1(第4章)
- 圧縮部材の力学挙動2(第4章)
- 曲げ部材の力学挙動1(第4章)
- 曲げ部材の力学挙動2(第4章)
- 中間試験
- 実務者による出前講座(予定)
- 合成桁の原理(第4章)
- 溶接接合の種類と特徴(第3章)
- 溶接接合の設計(第3章)
- 機械式接合の種類と特徴,高力ボルト摩擦接合の設計1(第3章)
- 高力ボルト摩擦接合の設計2(第3章)
- 期末試験
教科書
鋼構造学/伊藤學,奥井義昭:コロナ社,2020, ISBN:9784339052695
キーワード
構造設計,溶接接合,高力ボルト接合,座屈,合成桁