構造力学1及び演習
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
中田 成智 [NAKATA NARUTOSHI] |
授業形態 | 演習 |
授業の目的
安全な構造物を設計するための基礎として,力と変形の記述法および両者の関係について学ぶ.この講義では,一連の構造力学の基礎科目として,作用する荷重を構造物がどのように支えているかを支点反力,断面力の求め方を理解して,簡単な構造物に作用する外力,内力を求められる力をつける.
授業概要
本講義では,構造力学の基本事項である,(1)力の釣合いによる未知力の計算,(2)トラスの部材力やはりの断面力などの内力の計算,について理解し,基礎知識を身につける.理解を深めるため,適宜演習問題を課して応用力を養成する.(1)力の釣合いを使った支点反力の計算,(2)力の釣合いを使った内力の計算の各テーマが終了する毎に2回の到達度確認試験を実施する.
到達目標
- 力学の基礎に力の釣合いがあることを理解し,力やモーメントの釣合いから簡単な構造物の支点反力などを求めることができる.(1回~9回)
- トラスの部材力やはりの断面力などの内力を求め,断面力図を描くことができる.(10回~16回)
授業計画
- 構造物の成り立ちと理想化,力の単位, pp.1-9
- 力の性質, pp.10-15
- 力のモーメント, pp.15-22
- 力の釣合い, pp.22-30
- 構造物の支持, pp.31-36
- 構造物の安定と静定, pp.36-41
- 支点反力, p.42
- 断面力, pp.42-47
- 中間試験
- はりの断面力, pp.48-51
- 断面力図(1)せん断力図, pp.51-54
- 断面力図(2)曲げモーメント図, pp.54-66
- トラスの部材力(1)節点法, pp.67-72
- トラスの部材力(2)断面法, pp.72-76
- トラスの部材力(3)応用, プリント配布
- 期末試験
教科書
構造力学/﨑元達郎 著,:森北出版,2012, ISBN:9784339056112
キーワード
力の釣合い式, 支点反力, 部材力, 断面力