トップ シラバス管理 数理科学コース 情報科学演習

理学系

数理科学コース

情報科学演習

科目分野 理工学部
選必区分 選必修
担当教員
[ローマ字表記]
蓮沼 徹 [Toru Hasunuma]
授業形態 演習

授業の目的

(守安一峰)本授業では,数学的手法と計算機の援用による現象解析の方法や,数学の情報分野への応用手法など数学と計算機との繋がりについて理解する。理論やアルゴリズムを理解した上で実習を行うことにより,様々な現象を解析するための技術を身につける。さらに,実習内容の発表や質疑応答を通して,論理的な表現や効果的な発表を行うための技術を習得する。
(村上公一)卒業研究の準備を目的として,学生による輪講形式で,基礎的な文献を講読する。また,研究テーマの選定の仕方,研究遂行の方法,成果発表のための技法などを修得する。以下を到達目標とする。
 1.問題を論理的にとらえ,緻密に分析し,結果を明確に表現できる。
 2.主体的に問題に取り組み,自ら定めた目標を達成できる。
(中山慎一)本演習では,効率的なアルゴリズムの構築法を習得する事を目的とする.そのためにまず,アルゴリズムの設計,および,解析に必要となる組み合わせ論,グラフ理論の演習を行い数学的素養を身につける.その後,実際にアルゴリズム設計の演習を行い,なぜそのアルゴリズムがうまく働くのかの「からくり」を理解することにより,計算機を用いた問題解決を効果的に行える能力を構成する.
(蓮沼徹)情報科学の基礎理論分野の一つであるアルゴリズム論について学び,物事を深く考え,また自分の考えをまとめ発表する能力を養うことを目的とする。
(大渕朗)情報理論の数学的側面についての知識の習得がテーマであり、目標は情報理論の根拠となる様々な計算を理論に基づき実際にプログラムを使って計算をしてみることである。
(片山真一)計算機を用いて様々な現象を扱うとき、数学の諸概念や諸結果は欠かすことのできない重要なものである。本講義の目標は、数学的手法と計算機援用による現象解析の方法や、数学の情報分野への応用手法など数学と計算機との繋がりについて理解することである。
(小野公輔)研究テーマに関連した文献や資料をもとにして自ら研究を進めていく力をつける。
情報科学的な知識を整理する能力や応用する能力の向上をめざす。
研究成果を効果的に発表するための技術を身につける。
(高橋浩樹)代数的整数論における基本的な定理および類体論に関して演習と計算機実習を行い、研究内容の理解を深め、学習内容の整理・コミュニケーション・プレゼンテーション能力の向上を図る。
(竹内敏己)様々な現実問題を解決する手段として,計算機を用いた数値計算により定量的および定性的解析を行うための技術を身につけることを目標とする。
(宇野剛史)計算機を用いて様々な現象を扱うとき、数学の諸概念や諸結果は欠かすことのできない重要なものである。本講義の目標は、数学的手法と計算機援用による問題解決の方法や、数学の情報分野への応用手法など数学と計算機との繋がりについて理解することである。
(鍋島克輔)計算機代数学や数理論理学からなるQE(限量子消去法)アルゴリズムについて理解する。また、応用を絶えず考えQEを実際の問題へ応用する。
(大沼正樹)卒業研究を各自が自力で取り組めるように支援するために数学の基礎知識および問題の解析方法の知識を習得する。テーマ分野としては常微分方程式および偏微分方程式とする。
(深貝暢良)ラプラス変換の偏微分方程式への応用をめざす。そして数学の基本的な理解を高めるための効果的な学習技術を体験する。
(水野義紀)これまでに習得した数学の基本的な理論に基づき,二次体の整数論とモジュラー形式の基本知識を学ぶ。学習したことの格好の応用問題・復習の機会といえる。コンピュータを利用した数値的計算結果と照らし合わせることで、理論的計算の理解を深める。自分で納得出来るまで検討する姿勢を学ぶ。他人に伝わる説明・発表の仕方を考える姿勢を学ぶ。
(岡本邦也)本講義の目標は,時間と共に変化する現象を表す様々な偏微分方程式を,適切な関数空間上の常微分方程式として定式化することにより,統一的な取り扱いを可能とならしめる「関数解析学的」な解析手法を理解することにある。数学解析がコンピュータを用いた情報
科学と融合することにより,具体的な現象解析にいかに応用されうるかを考察する。
(坂口秀雄)計算機を用いて様々な現象をあつかうためには、様々な技術や理論が必要になる.本授業では数値解析学に対する理解,及び応用を目標とする.

授業概要

(守安一峰)計算機を用いて様々な現象を扱うとき、数学の諸概念や諸結果は欠かすことのできない重要なものである。本授業では、微分方程式に基づく現象解析とその計算機シミュレーション、力学系やカオス・フラクタルなどに関する数学的な諸結果の情報分野への応用手法などについて、実習を交えながら学習していく。最終的には、各自でテーマをひとつ決め、そのテーマについて文献や資料の調査、実験、発表を行う。
(村上公一)応用プログラムの開発を目標として,既存ソフトウェアのソースプログラムを読み,実習を交えながら,そこで用いられているアルゴリズムやデータ構造など,種々の技法を理解する。また,プログラムを実際に開発して,その性能などを評価する。
(中山慎一)効率的なアルゴリズム設計について学ぶ.学んだことを確認するために,必要に応じて実習を行う.
(蓮沼徹)前半はアルゴリズム論に関するテキストを輪講し,基本的事項の理解及び問題解決能力を養う.後半はテーマを決め,関連文献を読み考察を進め,最後にまとめて発表する。
(大渕朗)シャノンなどに始まる情報理論に必要な代数学の基本理論の習得した内容に基づき、情報理論へ応用を深める事を目指す。ここでは、非常に性質の良い符号として知られるGolay符号を、第一にスタイナー系のbinary生成としてのGolay符号の構成方法、第二にWittによるMathieu群の構成に基づく構成方法を習得し、その同値性とGolay符号の具体的構成方法とMathieu群の作用する24次元空間との関係についての一連の定理を習得する。更に、その応用であるn次元空間の超球面の配置問題(Sphere Packing)の有限射影線形群に基づく群論的解釈と、24次元に於いてGolay符号の構成方法から得られるリーチ格子とSphere Packing問題に於けるMathieu群の24次元空間への作用の仕方の関連性に基づき、通常次元に於ける有限射影線形群などの群の理論から構成しうる符号について研究する。
(片山真一)情報科学の各分野の研究室で行われる卒業研究で必要となる研究内容の詳細について演習と計算機実習を行う。指導教員の指導の下に専門書の購読或いは研究論文を読み、ゼミなどで発表することにより、研究内容の理解を深める。学習内容をゼミなどで発表することで、学習内容の整理・コミュニケーション・プレゼンテーション能力の向上を図る。また、必要に応じて応用理数コース以外の工学系教員の下で卒業研究に必要となる知識・手法の学習なども行う。特に代数的な構造の情報理論への応用として、暗号理論の基礎について講述し、様々な暗号化方式についての基本を習得し、さらに確率と安全守秘性についても習得する。また現代暗号としてDESアルゴリズム、AESアルゴリズムについて習得する。また公開鍵方式についての基本的な構造をRSA暗号を中心として習得し、RSA暗号および有限体の基礎の復習から始めて、公開鍵暗号系暗号における電子署名の仕組みを習得する。
(小野公輔)情報科学の分野から卒業研究のテーマの選択していて、そのための学術的な準備を希望している学生を対象にこの授業を行う。特に、テーマに関連した文献や資料などをもとにして、受講者自身が自ら研究を進めていくための基礎知識を習得し、この演習授業を通して情報科学的な知識を整理する能力や応用する能力の向上を目指す。また、受講者自身が自ら研究した内容を効果的に発表をするための技術を習得するために発表によるゼミナール形式で授業を進めていく。最終的にはこの授業による成果をまとめてレポートを提出してもらう。
(高橋浩樹)代数的整数論における基本的な定理および類体論に関して演習を行い,計算機を用いることによって具体的に理解を深める。
(竹内敏己)いくつかのテーマに沿って実際に数値計算を行うための様々な数値手法を習得し,実際に計算プログラムを組んで数値計算を実行する。テーマとしては,大規模連立一次方程式に対する反復法,多重積分を含む数値積分,非線形最小2乗法に対する数値計算法,微分方程式の数値計算法を取り上げる。それぞれのテーマにおいては単に計算できるだけではなく,数値解の誤差の評価や計算速度を上げるための工夫についても習得する。
(宇野剛史)本演習では、大規模かつ複雑な数理計画問題に対する最先端の発見的解法に関する理論の修得及びプログラム作成技術の修得を目的とする。集合および写像に関する基本的な理論の復習からはじめ、数理計画問題及び従来解法に関する理論について学ぶ。次に、従来解法では解くことが困難な大規模かつ複雑な数理計画問題に対する発見的解法の理論について学ぶ。さらに、学んだ発見的解法をコード化することで,実用的なプログラム作成技術を学ぶ。
(鍋島克輔)QEはQuantifier Eliminationの略であり,「すべての値に対して」とか「ある値に対して」対象となる不等式や等式の条件が実数を動く変数に対して成り立つ場合に,その変数が現れない等価な別の条件式を導く操作である。多くの数学問題や工学での問題にはこのような式で表わられるのでQEは有用である。数理論理式からはじめQEのアルゴリズムをゼミナール形式で学び,QEの応用問題を考える。
(大沼正樹)情報科学の各分野の研究室で行われる卒業研究で必要となる研究内容の詳細について演習と計算機実習を行う。指導教員の指導の下に専門書の購読或いは研究論文を読み、ゼミなどで発表することにより、研究内容の理解を深める。学習内容をゼミなどで発表することで、学習内容の整理・コミュニケーション・プレゼンテーション能力の向上を図る。また、必要に応じて応用理数コース以外の工学系教員の下で卒業研究に必要となる知識・手法の学習なども行う。
(深貝暢良)これまでに学んだ基礎的な数学を復習しながらラプラス変換およびその応用を学ぶ。また,数学の理論的な探求とともに,パソコンによるグラフ処理,数式処理,文書処理,簡易プログラミング言語の効果的な活用等を体験する。演習であるから,進行に沿って各自で文献を調べ,自分なりに熟読吟味し,理解した内容を的確に組み合わせて随時考察をまとめる課題がある。この授業に関連する自由な質問を受け付ける。
(水野義紀)二次体の整数論とモジュラー形式の基本知識を学ぶ。素朴な整数論的雰囲気を大切にし,出来る限り明示的に計算しきる事,コンピュータ利用による数値例を出す事を念頭に入れる。
①二次体の整数論の入門事項に慣れ親しむ
②モジュラー形式の入門事項に慣れ親しむ
③二次体の整数論とモジュラー形式の関連に触れる
(岡本邦也)多くの自然現象は,時刻に依存して定まる状態の物理量が,その現象を支配する法則に従って変化することが知られている。これにより,状態方程式を時間発展する偏微分方程式とみなすことで,無限次元関数空間における常微分方程式と定式化することが可能となる。この講義では,最も基本的なBanach空間における線形半群の理論を紹介し,その理論を抽
象的Cauchy問題に適用する。さらに,有限差分近似による近似解法を考察し,コンピュータを援用した数値実験等へ応用する。
(坂口秀雄)まずは,色々な問題に対する数値計算に必要な様々な基礎的数値手法を習得し,その手法を用いて簡単な問題を実際にプログラムを組んで検証を行う.次に,習得した手法の応用として大規模連立一次方程式に対する直接法とその並列計算法,簡単な微分方程式の数値計算を行う.

到達目標

各教員の「授業の目的」を参照すること

授業計画

(守安一峰)
第1回:ガイダンス
第一部)流れのシミュレーション
第2回:ラプラス方程式の解法
第3回:ポアソン方程式の解法
第4回:拡散方程式の解法
第5回:移流拡散方程式の解法
第6回:キャビティ流れ
第7回:流れ関数-渦度法
第8回:MAC法
第9回:フラクショナルステップ法
第10回:立方体キャビティ内の流れ
第11回:応用(調査)
第12回:応用(まとめ)
第13回:応用(中間発表)
第2部 フラクタル
第14回:力学系
第15回:複素空間
第16回:複素写像
第17回:ジュリア集合
第18回:逆反復法
第19回:マンデルブロー集合
第20回:レベル集合法
第21回:連続ポテンシャル法(理論)
第22回:連続ポテンシャル法(プログラム)
第23回:距離決定法(理論)
第24回:距離決定法(プログラム)
第25回:εクロス法
第26回:応用(調査)
第27回:応用(まとめ)
第28回:応用(中間発表)
第29回:全体のまとめ
第30回:成果発表
(村上公一)
セミナー形式の授業とし,以下の内容とする。
第1回:文献検索の方法
第2回:基礎文献の検索
第3回:基礎文献の選定
第4回:基礎文献の精読
第5回:輪講での発表
第6回:卒業研究の計画
第7回:卒業研究のテーマ選定
第8回:研究遂行の手順
第9回:基本ソフトの使い方
第10回:開発用ツールの使い方
第11回:アルゴリズムの理解
第12回:基本データ構造の理解
第13回:データ構造の選定
第14回:プログラムの開発
第15回:プログラムの評価
第16回:アルゴリズムの改良
第17回:プログラムの修正
第18回:プログラムの完成
第19回:プログラムの再評価
第20回:アルゴリズムの評価
第21回:文書整形ソフトの使い方
第22回:成果報告書のまとめ方
第23回:成果報告書の作成
第24回:成果報告書の推敲
第25回:成果報告書の完成
第26回:プレゼンテーションソフトの使い方
第27回:発表の準備
第28回:発表原稿の修正
第29回:発表の練習
第30回:発表時の質疑応答
(中山慎一)
セミナー形式で行うが内容は以下の30項目からなる.
第1回:グラフの基礎概念
第2回:グラフの連結性
第3回:グラフの内部構造
第4回:グラフの平面性
第5回:グラフマイナー
第6回:ランダムグラフ
第7回:線形計画
第8回:単体法
第9回:双対問題
第10回:主問題と双対問題
第11回:最短経路問題
第12回:最大流問題
第13回:最小費用流問題
第14回:彩色問題
第15回:ハミルトン閉路問題
第16回:アルゴリズムと計算量
第17回:データ構造
第18回:グラフの探索Ⅰ 深さ優先探索
第19回:グラフの探索Ⅱ 幅優先探索
第20回:ソーティングアルゴリズム
第21回:計算の複雑さ
第22回:分割統治法
第23回:動的計画法
第24回:分枝限定法
第25回:近似解法
第26回:アルゴリズムの実現例
第27回:アルゴリズム実装法
第28回:アルゴリズム設計における注意
第29回:アルゴリズム解析法
第30回:アルゴリズム評価
(蓮沼徹)
第1回:アルゴリズムの基礎
第2回:アルゴリズムの解析
第3回:基本的なデータ構造
第4回:分割統治法
第5回:動的計画法(1)(分割問題,文字列マッチング)
第6回:動的計画法(2)(最大増加部分列,最小重み三角化)
第7回:グラフのデータ構造と探索
第8回:グラフの最小木問題
第9回:グラフの最短路問題
第10回:ネットワークフロー
第11回:グラフのマッチング
第12回:グラフのNP困難問題
第13回:グラフの近似アルゴリズム
第14回:グラフの確率アルゴリズム
第15回:グラフの厳密アルゴリズム
第16回:テーマ選定
第17回:テーマに関連する文献講読及び文献内容の説明(1)(序論)
第18回:テーマに関連する文献講読及び文献内容の説明(2)(準備,補題)
第19回:テーマに関連する文献講読及び文献内容の説明(3)(主結果)
第20回:テーマに関する考察経過報告(1)(手法の選択と組合せ)
第21回:テーマに関する考察経過報告(2)(アルゴリズムの開発)
第22回:テーマに関する考察経過報告(3)(アルゴリズムの適用例)
第23回:テーマに関する考察経過報告(4)(アルゴリズムの正当性)
第24回:テーマに関する考察経過報告(5)(アルゴリズムの計算量解析)
第25回:考察結果のまとめの説明(1)(アルゴリズムの記述)
第26回:考察結果のまとめの説明(2)(正当性のための命題)
第27回:考察結果のまとめの説明(3)(計算量のための命題)
第28回:発表準備状況報告(1)(発表概要)
第29回:発表準備状況報告(2)(予行演習)
第30回:考察結果発表
(大渕朗)
第1回:線形符号            
第2回:binary符号
第3回:限界不等式           
第4回:連立方程式系
第5回:Steiner系           
第6回:Golay符号
第7回:Octad             
第8回:M-行列
第9回:M-行列の一意性         
第10回:24次のMathieu群
第11回:Sextetペア           
第12回:Mathieu群の5-transitivity
第13回:SextetとM-行列         
第14回:OctadへのMathieu群作用
第15回:Dodecade
第16回:Golay符号の中でのDodecade
第17回:Dodecadeへの作用
第18回:Golay符号の生成行列計算
第19回:最小距離
第20回:12次のMathieu群
第21回:trainaryGolay符号
第22回:線形単純群
第23回:線形単純群とMathieu群
第24回:Mathieu群の生成元
第25回:部分Stainer系と有限射影平面
第26回:有限体上の有限射影平面とグラフ
第27回:有限射影平面のbinary生成
第28回:Steiner系の拡大
第29回:Sterner系の拡大と符号
第30回:有限射影平面から生成される符号
研究成果の発表
(片山真一)                                        
第1回:ガイダンス            
第2回:群論の基礎
第3回:環論の基礎           
第4回:環論の基礎
第5回:部分群とラグランジュの定理   
第6回:体論の基礎
第7回:有限体         
第8回:初等整数論の基礎
第9回:素数判定法の概説         
第10回:フェルマーテスト
第11回:P-1法               
第12回:ミラー・ラビン法
第13回:離散対数問題           
第14回:素因数分解の困難性
第15回:楕円曲線上の演算
第16回:有限体上の楕円曲線
第17回:暗号の安全性           
第18回:計算量と安全性
第19回:共通鍵暗号系           
第20回:DES暗号
第21回:AES暗号            
第22回:一方向関数
第23回:疑似ランダム関数     
第24回:公開鍵暗号系
第25回:RSA暗号            
第26回:ElGamal暗号
第27回:RSA暗号の安全性        
第28回:電子署名
第29回:楕円曲線暗号の仕組み       
第30回:研究成果の発表
(小野公輔)
第1回:現象解析の基礎     
第2回:現象解析の例示     
第3回:初等解析の基礎     
第4回:初等解析の応用     
第5回:数理モデルの導入     
第6回:現象と数理モデル     
第7回:グラフの導入     
第8回:グラフの解析     
第9回:グラフとモデル     
第10回:数理モデルの考え方     
第11回:数理モデルの作り方     
第12回:数理モデルの例示     
第13回:モデルの検討     
第14回:モデルの再検討     
第15回:数値実験     
第16回:数値実験と解
第17回:数値実験と現象
第18回:数値解析の導入
第19回:数値解析の応用
第20回:シミュレーションの基礎
第21回:シミュレーションの実践
第22回:シミュレーションの応用
第23回:誤差評価
第24回:誤差評価と解
第25回:誤差評価と現象
第26回:現象への応用
第27回:論理的な文書作成の指導
第28回:結果の整理
第29回:結果と評価
第30回:まとめと総括
(高橋浩樹)
第1回:代数的整数            
第2回:単数
第3回:イデアル             
第4回:素イデアル分解
第5回:合同式              
第6回:剰余環
第7回:分数イデアル          
第8回:イデアル類
第9回:Minkowskiの定理          
第10回:代数体の判別式
第11回:共役差積             
第12回:Dedekindの判別定理
第13回:代数体の拡大における素因子分解
第14回:円分体における素因子分解
第15回:Dirichletの単数定理
第16回:相対的ガロア拡大における単数
第17回:素数進法     
第18回:ベキ剰余
第19回:合同類別             
第20回:イデアル群の導手
第21回:代数体のゼータ関数        
第22回:類体の定義
第23回:アーベル体の基本定理     
第24回:類体の結合定理
第25回:Artinの相互律         
第26回:相互律の証明
第27回:Kummer体          
第28回:存在定理
第29回:Chebotarevの密度定理       
第30回:終結定理
(竹内敏己)
第1回:計算機と誤差  
第2回:FORTRANとC  
第3回:反復法の基礎理論  
第4回:Jacobi法  
第5回:Gauss-Seidel法  
第6回:SOR法  
第7回:最適加速係数  
第8回:共役勾配法  
第9回:ガウス型積分公式  
第10回:変数変換型積分公式
第11回:Euler-Maclaurin公式
第12回:多重積分におけるモンテ・カルロ法
第13回:多重積分における優良格子点法
第14回:非線形最小2乗法の基礎
第15回:最急降下法
第16回:Gauss-Newton法
第17回:修正Marquardt法
第18回:BFGS公式
第19回:微分方程式の数値計算法の基礎
第20回:初期値問題に対する数値計算法
第21回:境界値問題に対する数値計算法
第22回:偏微分方程式に対する差分法
第23回:任意精度の差分公式
第24回:発展方程式に対する陽解法
第25回:数値安定性
第26回:発展方程式に対する陰解法
第27回:境界適合格子法
第28回:微分方程式の変数変換
第29回:自由境界問題の数値計算法
第30回:数値計算結果の評価
(宇野剛史)
第1回:数理計画問題の定義と定式化  
第2回:計算複雑さ          
第3回:線形計画法(LP)の概要   
第4回:シンプレックス法の理論    
第5回:シンプレックス法の実装    
第6回:二段階法の理論        
第7回:二段階法の実装        
第8回:改定シンプレックス法の理論  
第9回:改定シンプレックス法の実装  
第10回:双対定理          
第11回:双対シンプレックス法の理論 
第12回:双対シンプレックス法の実装 
第13回:大規模線形計画問題の注意点 
第14回:LPのまとめ        
第15回:整数計画問題の定義と定式化 
第16回:緩和法および分割統治法
第17回:測深と整数計画問題に対する解法概要
第18回:ナップサック問題に対する分枝限定法
第19回:分子限定法の実装
第20回:切除平面法の原理
第21回:列タブローに対するシンプレックス法
第22回:全整数計画問題に対する小数法の理論
第23回:全整数計画問題に対する小数法の実装
第24回:混合整数計画問題に対する小数法の理論
第25回:混合整数計画問題に対する小数法の実装
第26回:LPを用いる分枝限定法の理論
第27回:LPを用いる分枝限定法の実装
第28回:大規模整数計画問題の注意点
第29回:整数計画法のまとめ
第30回:総括授業
(鍋島克輔)
第1回:命題論理    
第2回:述語論理
第3回:論理式の扱い方         
第4回:制約条件と論理式
第5回:QEの例     
第6回:最適化におけるQEの効能
第7回:制約解消    
第8回:最適化
第9回:パラメトリック最適化       
第10回:QE計算の基本
第11回:連立不等式と半代数的集合     
第12回:細胞分割
第13回:CADの概要   
第14回:限量記号付きの不等式制約とQE
第15回:QEの歴史記とアルゴリズム
第16回:GCDとユークリッドの互除法
第17回:GCDと部分終結式
第18回:実根の数え上げと分離
第19回:スツルム-ハビッチ列       
第20回:符号による実根の分離
第21回:符号判定と代数拡大の表現     
第22回:根の解析的性質
第23回:描画可能と射影因子の構成    
第24回:半代数的集合の定義式
第25回:CADを用いたQE  
第26回:QE計算の効率化(1) 次数が小さい場合
第27回:QE計算の効率化(2) 特殊な場合 
第28回:QEの応用(ポートフォリオ最適化)
第29回:マルチパラメトリック最適化    
第30回:動的計画法
(大沼正樹)
第1回:数理モデルの考え方
第2回:数理モデル化の枠組み
第3回:数理モデルと微分方程式
第4回:誤差と有効桁数
第5回:桁落ちと情報落ち、不動少数点数
第6回:ベクトルのノルム
第7回:行列のノルム
第8回:直交変換とノルム
第9回:非線形方程式(反復法と縮小写像の原理)
第10回:非線形方程式(ニュートン法)
第11回:非線形方程式(ニュートン法とその例)
第12回:連立1次方程式の解法(ガウス消去法)
第13回:連立1次方程式の解法(スケーリング)
第14回:連立1次方程式の解法(LU分解)
第15回:連立1次方程式の解法(ヤコビ法)
第16回:固有値問題(固有値と固有ベクトル)
第17回:固有値問題(べき乗法)
第18回:固有値問題(逆反復法)
第19回:関数近似(補間)
第20回:関数近似(チェビシェフ多項式)
第21回:関数解析の基礎(バナハ空間)
第22回:関数解析の基礎(線形作要素)
第23回:差分法の定義
第24回:差分法の計算
第25回:常微分方程式の境界値問題(方程式の書き換え)
第26回:常微分方程式の境界値問題(解法の理論)
第27回:常微分方程式の境界値問題(計算)
第28回:偏微分方程式の境界値問題(方程式の書き換え)
第29回:偏微分方程式の境界値問題(解法の理論)
第30回:偏微分方程式の境界値問題(計算)
(深貝暢良)
第1回:はじめに                
第2回:ラプラス変換の初歩  
第3回:合成積の変換  
第4回:初期値定理,終末値定理  
第5回:簡単な応用例(常微分方程式)  
第6回:簡単な応用例(積分方程式)  
第7回:数式処理ソフトの紹介  
第8回:基本的な考察(収束座標)  
第9回:積分の漸近性(ラプラスの方法)  
第10回:スターリングの公式
第11回:Post-Widderの反転公式
第12回:リーマン積分と第2平均値の定理
第13回:ディリクレの積分公式
第14回:フーリエ反転公式とラプラス反転公式
第15回:複素関数論の復習(複素関数)
第16回:複素関数論の復習(積分定理)
第17回:複素関数論の復習(留数計算)
第18回:ラプラス反転公式の計算
第19回:偏微分方程式について
第20回:熱伝導方程式
第21回:境界値問題の解法
第22回:基本変換
第23回:基本変換の計算
第24回:最大値原理
第25回:ベッセル関数
第26回:逆変換への応用
第27回:テータ関数
第28回:ラゲール関数
第29回:特殊関数の世界
第30回:まとめ
(水野義紀)
第1回:二次体                 
第2回:整数環
第3回:イデアル                
第4回:素イデアル分解
第5回:イデアル類          
第6回:単数
第7回:連分数             
第8回:ペル方程式
第9回:2元2次形式               
第10回:簡約理論
第11回:類数                  
第12回:ガンマ関数
第13回:ゼータ関数               
第14回:指標
第15回:ディリクレL関数
第16回:類数公式
第17回:SL(2,Z)             
第18回:基本領域
第19回:モジュラー形式          
第20回:ピーターソン内積
第21回:次元公式             
第22回:アイゼンシュタイン級数
第23回:(非正則)アイゼンシュタイン級数 
第24回:デデキントのエータ
第25回:クロネッカー極限公式   
第26回:ヘッケ積分公式
第27回:ヘッケ評価            
第28回:L関数
第29回:逆定理              
第30回:L関数の特殊値
(岡本邦也)
第1回:ガイダンス              
第2回:関数解析学とは            
第3回:ノルム空間              
第4回:Hilbert空間,Banach空間        
第5回:様々な関数空間            
第6回:有界線形作用素            
第7回:非有界線形作用素           
第8回:レゾルベント,スペクトル       
第9回:閉グラフ定理,一様有界性原理     
第10回:有界線形汎関数            
第11回:共役空間               
第12回:弱位相,汎弱位相           
第13回:回帰性                
第14回:強連続半群              
第15回:生成作用素              
第16回:レゾルベント方程式
第17回:Hille-吉田の定理(1)Hilleの方法
第18回:Hille-吉田の定理(2)吉田の方法
第19回:解析的半群
第20回:摂動理論
第21回:抽象的コーシー問題
第22回:斉次方程式の初期値問題
第23回:非斉次方程式の初期値問題
第24回:解の一意性
第25回:解の漸近挙動
第26回:双曲型偏微分方程式への応用
第27回:放物型偏微分方程式への応用
第28回:離散半群による近似理論
第29回:有限差分近似
第30回:数値実験
(坂口秀雄)
第1回:ガイダンス  
第2回:数値誤差  
第3回:浮動小数点数  
第4回:多倍長演算  
第5回:プログラミング言語  
第6回:直接法  
第7回:非正則行列  
第8回:行列の条件数  
第9回:悪条件行列  
第10回:反復法の基礎
第11回:Jacobi法
第12回:SOR法
第13回:共役勾配法
第14回:並列計算1(必要性)
第15回:並列計算2(具体例)
第16回:2分法
第17回:Newton法1(1変数)
第18回:Newton法2(多変数)
第19回:Taylor展開
第20回:Fourier展開
第21回:解析関数
第22回:Chebyshev多項式
第23回:関数補間
第24回:Chebyshev補間
第25回:オイラー法
第26回:差分法
第27回:偏微分方程式に対する差分法
第28回:スペクトル選点法1(関数近似)
第29回:スペクトル選点法2(微分行列)
第30回:計算結果の評価

教科書

(守安一峰)資料を配布する
(村上公一)学生の希望するテーマに沿って,適時指示する。
(中山慎一)未定
(蓮沼徹)学生と相談の上決定する。
(大渕朗)なし
(片山真一)適宜プリント等の資料を配布する
(小野公輔)資料を配布する。
(高橋浩樹)「代数的整数論」 高木貞治著 岩波書店
(竹内敏己)資料を配布する
(宇野剛史)資料を配布する
(鍋島克輔)資料を配布する
(大沼正樹)受講生の卒業研究テーマに合わせて指示する。
(深貝暢良)資料を配布する
(水野義紀)資料を配布する。
(岡本邦也)適宜資料を配布する。
(坂口秀雄)資料を配布する