機械材料学2
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
米倉 大介 [Daisuke Yonekura] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
機械の安全性や健全性を保証するため,応力と材料の弾性変形,塑性変形あるいは破壊挙動との関わりについて理解し,機械の安全設計や破壊防止,寿命予測に必要な基礎知識を修得する.
授業概要
機械を構成する材料の塑性変形と破壊に至る過程を巨視的・微視的な観点から理解するために,塑性変形の機構と転位,塑性変形と破壊の関わり,破壊制御の基本概念を学んで機械・構造物の安全性や設計に必要な材料の変形と破壊に関する基礎力を身につける.
到達目標
- 材料の塑性変形と転位の関わりを説明できる.
- 材料の強化方法を説明できる.
- 材料の破壊の仕組みを説明できる.
- 破壊力学の基礎を説明できる.
- 金属疲労の基礎を説明できる.
授業計画
- ガイダンス,材料の弾性変形と塑性変形(第1章)
- 材料の破壊(4.1~4.3)
- 結晶構造と欠陥(第2章)
- 転位論の基礎(第2章)
- 材料の強化方法(第3章)
- 材料の強化方法と新材料(第3章)
- 破壊の分類(4.2~4.5)
- 前半の総括と中間試験
- 切欠きと応力集中(4.7.1)
- 破壊力学の基礎(4.7.2~4.7.4)
- 疲労破壊の基礎(5.1~5.2)
- 低サイクル疲労(5.3)
- 高サイクル疲労(5.4)
- 疲労強度に及ぼす種々の影響,疲労強度設計(5.5,5.6)
- 腐食と摩擦摩耗の基礎(6.1~6.5)
- 定期試験
教科書
材料の強度と破壊の基礎/村上理一・金 允海・楠川量啓:ふくろう出版,2009, ISBN:9784861864049
キーワード
塑性変形, 転位, 材料の強度, 材料の破壊, 疲労破壊