科目分野	理工学部
選必区分	必修
担当教員 ［ローマ字表記］	高橋　浩樹　[Hiroki Takahashi]
授業形態	講義

授業の目的

観測，実験，調査等を通じて得られた数値データの解析において，確率統計学は必要不可欠な学問である．確率統計学の応用分野は，自然・社会・人文科学・工学・医学等ほとんどすべての研究分野にわたっている．本講義では，確率的な現象の捉え方，考え方を学ぶとともに統計学における仮説検定法の考え方を習得することを目的とする．

授業概要

最初に統計学に必要となる確率論および統計学の基礎を解説し，次いで大量のデータの中から抽出した一部のデータを用いて統計的推論を行う場合の基本的考え方および統計手法について多くの例題を交えて講義する．また，毎回講義の最後に演習問題を解く時間を設ける．

到達目標

1. 基本的な確率の計算ができる．


2. 基本的な確率分布が理解できる．


3. 基本的な仮説検定法が理解できる．


4. 基本的な相関関係が理解できる．

授業計画

1.確率統計の例
2.事象と確率
3.確率変数と確率分布
4.2項分布
5.ポアソン分布
6.確率変数の平均と分散
7.平均と分散の性質
8.連続的確率変数
9.正規分布
10.中心極限定理
11.仮説検定法
12.相関関係
13.相関関係の検定
14.総括
15.期末試験
16.答案の修正

教科書

例題中心　確率・統計入門　改訂版／水原昂廣，宇野力：学術図書出版社，2001.12, ISBN:9784873612430

キーワード

確率変数，確率分布，検定