電気回路及び演習
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 情報系は選択,光系は必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
上田 哲史 [Tetsushi Ueta] |
授業形態 | 演習 |
授業の目的
コンピュータや通信ネットワークなどの情報システムを扱う情報技術者や研究者に必要な電気回路の基礎を,講義,演習・レポート,部分テストを通して修得させる.
授業概要
情報処理技術者として修得すべき電気回路理論の基礎について学ぶ.数理モデルとしての回路トポロジーの重要性,キルヒホッフの法則,フェザー法の原理とインピーダンスの概念,周期的な信号源の印加とその応答に関する力学的価値観を養う.また,端子対による回路のパラメタ表現,その組合せや解析法について理解し,物理対象の系統的取り扱い方法を学ぶ.
到達目標
- 日常生活における電気回路実装について意識し,対象を抽象化,数理モデル化できる。
- 回路方程式の導出と同時に,必要な変数について手際よく解く手順を説明できる。
- 電力,効率や要求事項を満たす回路設計について求める指針を説明できる。
授業計画
- 基礎的なことがら・演習
- キルヒホフの法則と回路解析初歩・演習
- 重ね合わせの理,テブナンおよびノートンの等価回路・演習
- フェザー法基礎I・演習
- フェザー法基礎II・演習
- 複素インピーダンスとフェザー図・演習
- 複素電力・演習
- 中間試験・その解説
- 共振回路・演習
- ブリッジ,整合・演習
- 回路の定常解析法・演習
- 相互誘導回路と理想変成器・演習
- 制御電源・演習
- 二端子対回路・演習
- 定期試験・その解説
- 総括・解説
教科書
電気回路を理解する 第2版/小澤孝夫:森北出版,2015, ISBN:9784627712126
キーワード
キルヒホッフの法則, フェザー法,重ね合わせの理