トップ シラバス管理 知能情報コース コンピュータネットワーク

工学系

知能情報コース

コンピュータネットワーク

科目分野 理工学部
選必区分 必修
担当教員
[ローマ字表記]
木下 和彦 [KINOSHITA KAZUHIKO]
授業形態 講義

授業の目的

コンピュータネットワークは急速な発展を続け,現在では必要不可欠なコミュニケーションツールであると同時に社会を支えるインフラストラクチャのひとつともなった.また,無線LANに代表されるモバイルネットワークも広く普及している.一方で,品質や安全性の面で課題が残っていることも事実である.本講義では,コンピュータネットワークを支える各要素技術について学修し,その全体像を体系的に把握すると共に今後の課題を認識することを目的とする.

授業概要

まずコンピュータネットワークのセキュリティ及び歴史と基礎となる階層化プロトコルの概念を理解した後,ネットワークの構成要素技術,並びに,その高速・高品質化と,柔軟な制御・管理を実現する構築技術について学ぶ.具体的には,アクセス制御技術,無線LAN,経路制御技術,フロー制御技術,TCP/IP,DNS,各種アプリケーションプロトコルなどを含む.更に,現在のネットワークが抱える問題点と,それらを解決するための新しい技術について,通信品質的側面とコミュニケーションツール的側面の両方から検討する.

到達目標

コンピュータネットワークを支える各要素技術について学修し,その全体像を体系的に把握すると共に今後の課題を認識する.

授業計画

第1回:コミュニケーション(コミュニケーション活用に関する知識・技術等)
第2回:サイバーセキュリティ(セキュリティに関する技術・歴史等)
第3回:有線LANのアクセス制御
第4回:無線LANのアクセス制御
第5回:IPアドレスとDNS
第6回:AS内経路制御
第7回:AS間経路制御
第8回:TCP
第9回:フロー制御
第10回:情報通信ネットワークの実際(ネットワークの構築と運用管理に関する知識・技術等)
第11回:計算機実習:アプリケーションプロトコルとサーバ構築実習(1)SMTP,POP
第12回:計算機実習:アプリケーションプロトコルとサーバ構築実習(2)HTTP,FTP
第13回:計算機実習:セキュリティ技術とサイバー攻撃実習
第14回:計算機実習:モバイル通信ネットワークとアクセスポイント構築実習
第15回:コンピュータネットワークの抱える課題
定期試験

教科書

情報通信ネットワーク/滝根哲哉 編著:オーム社,2013, ISBN:9784274214509

キーワード

ネットワーク,コンピュータ,コミュニケーション,プロトコル