工学系

知能情報コース

力学系通論

科目分野 理工学部
選必区分 選択
担当教員
[ローマ字表記]
松本 新功 [MATSUMOTO YOSHIKATSU]
授業形態 講義

授業の目的

単一の質点に関する運動を学んだ1年次の力学を発展させる.複数の質点(質点系)および形状を考慮すべき物体(剛体)の静止・運動学,さらに種々の振動についての基礎概念を理解し,計算スキルの獲得を目指す.

授業概要

教科書の第3章(3.3-3.4節),第6章(6.1節),第8章(8.1-8.6節),第9章(9.1-9.5節)の内容をベースに,主に板書にて解説を行い,適宜演習を行う.

到達目標


  1. 質点系の静止学に関する公式の意味を理解し,問題を解くことができる.(計画1-2)

  2. 剛体の静止学に関する公式の意味を理解し,問題を解くことができる.(計画3)

  3. 質点系の運動学に関する公式の意味を理解し,問題を解くことができる.(計画4-6)

  4. 重積分を正しく使い,剛体の慣性モーメントを求めることができる.(計画7)

  5. 剛体の運動学に関する公式の意味を理解し,問題を解くことができる.(計画8-10)

  6. 二階の微分方程式を正しく使い,減衰・強制振動の問題を解くことができる.(計画11-14)

  7. 近似を用いない振り子運動の厳密解を導出できる.(計画15)

授業計画


  1. 質点系と重心(8.3節)

  2. 質点系のつりあい

  3. 剛体の静止学(9.1節)

  4. 質点系の運動量(8.1-8.2節)

  5. 質点系の角運動量と力のモーメント(8.4-8.5節)

  6. 質点系のエネルギー(8.6節)

  7. 剛体の慣性モーメント(9.3節)

  8. 固定軸周りの回転(9.2節)

  9. 剛体の平面運動(9.4節)

  10. 衝撃が作用する剛体の平面運動(9.5節)

  11. 二階の常微分方程式

  12. 単振動(3.3節)

  13. 減衰振動(3.4節)

  14. 強制振動(3.4節)

  15. 単振り子(6.1節)

  16. 最終試験

教科書

力学/原島鮮 著,:裳華房,1985, ISBN:9784785320201

キーワード

質点系,剛体,振動