生体情報工学
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
伊藤 伸一 [Shinichi Itoh] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
生体医用工学の基礎知識を理解し、知能情報工学へ応用する方法を修得する.
授業概要
各種センサから生体情報を計測するための基礎的な工学技術と、取得データを医療・福祉分野や健康管理に応用するための情報処理技術について体系的に講述する.また、生体情報の時系列解析に必須となる基礎的な信号処理技術やアルゴリズムについても理解が進むように講術する.さらに、生体応答やそのメカニズムを数理モデルにより記述し、予測シミュレーション等に活用できる能力を身につける.
到達目標
- 生体計測に用いられる基礎的なセンシング技術とその原理を説明できる.
- 脳活動のメカニズム、脳活動計測,および脳活動分析の技術を修得できる.
- 生体及び生物の情報処理技術から、様々な問題への解決例、様々な問題を解決するための基礎知識を習得できる.
授業計画
- ガイダンスと序論
- 生体計測と生体センサ
- 循環器系計測器
- 呼吸器系計測器
- 医用画像機器
- 神経・筋系計測器
- 日常生活モニタシステム
- 日常生活計測
- 脳活動計測
- 記憶・学習とニューロコンピューティング
- 五感と脳活動
- 脳波分析(1/2)
- 脳波分析(2/2)
- ブレイン・コンピュータ・インタフェース(1/2)
- ブレイン・コンピュータ・インタフェース(2/2)
- まとめ
教科書
ヒト心身状態の計測技術 : 人に優しい製品開発のための日常計測/牧川方昭 [ほか] 共著:コロナ社,2010, ISBN:9784339072266
キーワード
生体計測,脳神経活動,数理モデル,ニューラルネットワーク