画像処理
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
寺田 賢治 [Kenji Terada] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
本講では基礎的内容に絞り,デジタル画像の基礎的な処理手法に重点を置いた知識を習得することを目的とする.
授業概要
画像処理は,計測,表示,伝送などの技術進歩により新しいデジタル映像環境において重要な役割を果たしている。 たとえば,リモートセンシング,医療用X 線CT,コンピュータグラフィックス(CG),バーチャルリアルティ(VR)などのデジタル画像処理システムである。ここでは,デジタル画像の基礎,画像の変換,画像強調,画像復元,画像圧縮,画像セグメンテーション,画像の表現と記述,画像システムについて述べる。
到達目標
- デジタル画像処理の基礎的な手法と効果を説明できる.
- デジタル画像処理の基礎的な手法を利用できる.
授業計画
- デジタル画像処理システム事例
- デジタル画像の撮影(デジタルカメラ)
- デジタル画像の撮影(標本化と量子化)
- 画像の性質と色空間(人間の視覚)
- 画素ごとの濃淡変換
- 空間フィルタリング(線形)
- 空間フィルタリング(非線形)
- 周波数領域におけるフィルタリング(2次元フーリエ変換)
- 周波数領域におけるフィルタリング(画像復元)
- 幾何学的変換
- セグメンテーション
- デジタル画像のコンピュータ内での扱い
- 2値図形処理(ラベリング,膨張・収縮、モルフォロジー)
- 画像特徴抽出
- 画像圧縮
- 定期試験
教科書
ディジタル画像処理:画像情報教育振興協会,2015, ISBN:9784903474502
コンピュータ画像処理,田村秀行,オーム社
キーワード
デジタル画像の基礎,画像の変換,画像強調,画像復元,画像圧縮,画像セグメンテーション