情報計測工学
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選必修 |
担当教員 [ローマ字表記] |
KARUNGARU STEPHEN GITHINJI |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
人間の五感の働きを,機械に人間同様もしくはそれ以上の能力にて代行させようとする技術が情報計測である。これまでに物理量を検出する多くのセンサと計測技術が開発され,実用化されている。本講義では,物理システムの制御に不可欠な情報計測技術の基礎事項を理解させる。
授業概要
情報計測の一般的な流れは,センサを用いて対象の状態を表す物理量を電気信号に変換して計算機に取り込み,人間や機械が計測対象の状態を容易に把握できるデータに変換するものである。本講義では,この一連の処理に用いられる技術,すなわち目的に応じて物理現象や化学現象を利用して作られた各種センサの原理,センサ出力を計測するためのアナログ回路と計算機に取り込むための入力インターフェイス,さらにディジタルデータを人間や機械が計測対象の情報を容易に把握できるように変換する技術などに関して,具体例を示しながら平易に解説する。
到達目標
情報計測技術の基本的な事項と3年次に開講される「システム設計及び実験」で必要とされる知識を習得することを目標とする
授業計画
第1回:計測の基礎
第2回:光センサと磁気センサ
第3回:圧力センサと温度センサ
第4回:位置センサと超音波センサ
第5回:湿度センサとガスセンサ
第6回:オペアンプとアナログ演算回路
第7回:AD変換器
第8回:DA変換器
第9回:アナログフィルタ
第10回:入出力インターフェイス
第11回:ディジタル計測制御システム
第12回:信号の変換
第13回:電子計測器(指示計器,波形表示装置)
第14回:電子計測器(波形解析装置,記録装置)
第15回:質問・総括
第16回:定期試験
教科書
電子計測と制御/田所嘉昭 著,:森北出版,1990, ISBN:9784627723504
キーワード
センサー,計測器