電気電子工学実験2
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
安野 卓, 久保 智裕, 寺西 研二, 鈴木 浩司 [Takashi Yasuno, Tomohiro Kubo, Kenji Teranishi, SUZUKI HIROSHI] |
授業形態 | 実験 |
授業の目的
実験を通して電気電子応用技術に関する理解を深めるとともに,技術者として安全管理に配慮した実験機器および測定機器の取扱い方法を修得し,実験結果を的確な技術報告書としてまとめる能力を身につける.
授業概要
電気機器,パワーエレクトロニクス,高電圧,新エネルギー,計測,制御といった専門的な内容について,基礎知識を実験的に検証するとともに,その応用技術に関する理解を深める.受講者はグループごとに上記分野に関する実験を行い,各自レポートを作成して提出する.
到達目標
- 計画的かつ安全に実験を遂行し,実験対象の特性の検証に適切なデータ収集ができること.
- 実験対象の特性及び原理を理解すること.
- 理解した事項を実験結果に基づいた論理的なレポートとしてまとめられること.
授業計画
- 授業計画
第1回:実験全体の説明・ガイダンス
第2回:直流機ドライブに関する実験の説明・諸注意
第3回:直流機ドライブに関する実験
IGBTチョッパ回路による直流電動機速度制御システムに対し,チョッパ回路動作の確認
および直流電動機の速度制御特性を測定する.
第4回:交流機ドライブに関する実験の説明・諸注意
第5回:交流機ドライブに関する実験
インバータ回路による電動機駆動システムに対し,回路動作の確認および電動機の駆動方法
等を確認する.
第6回:新エネルギー発電の実験の説明・諸注意
第7回:新エネルギー発電の実験
太陽電池と燃料電池の発電原理と特徴を理解すると共に,これらを含む分散型電源の
特徴と今後の電力系統における役割を考える.
第8回:各種ギャップの直流放電特性の説明・諸注意
第9回:各種ギャップの直流放電特性
球対球ギャップを用いた直流高電圧の測定を行う。針対平板電極間によりコロナ放電特性,
絶縁耐力ならびにフラッシオーバ特性を測定する。これらを通し直流高電圧に対する理解を
深める.
第10回:シーケンス制御の実験説明・諸注意
第11回:シーケンス制御
PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)を用いて,簡単な機器のシーケンス制御を行う.
第12回:状態方程式のパラメータ推定の実験の説明・諸注意
第13回:状態方程式のパラメータ推定
実験に基づいて,DCモータ制御系の状態方程式表現の理解を深める.
第14回:全実験内容のプレゼンテーション
第15回:レポート作成
教科書
本科目担当教員が作成するテキスト
キーワード
電動機, 半導体電力変換装置,燃料電池,直流放電特性,シーケンス制御,システム同定