応用地質学
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
西山 賢一 [Kenichi Nishiyama] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
地球表層環境の開発・保全・防災にとって必須となる岩石・岩盤・土の物性(物理的・力学的性質)とその形成過程を理解する。また、岩石・岩盤・土と,地表環境に多く存在する水(地下水)・酸素との相互作用と、その結果として形成される岩石の表層風化帯と土壌の生成過程を理解するとともに、豪雨や地震時における表層風化帯の削剥プロセスについて理解する。
授業概要
地球表層環境の開発・保全・防災を進めるためには、まず、地球の表層に分布する岩石・岩盤・土の物理的・力学的性質を理解する必要がある。また、岩石・岩盤・土は、地表環境下に多く分布する水(地下水)・酸素との相互作用を受け、その物性が時間的に変化していく。その結果として、地表には岩石の表層風化帯と土壌が形成され、それらは豪雨や地震時に侵食されうる予備物質となる。以上のように、地表環境を特徴付ける岩石物性の時間的変化と,それに起因した侵食・削剥プロセスについて学ぶ。
到達目標
地球表層環境の開発・保全・防災にとって必須となる岩石・岩盤・土の物性(物理的・力学的性質)とその形成過程を理解する。また、岩石・岩盤・土と,地表環境に多く存在する水(地下水)・酸素との相互作用と、その結果として形成される岩石の表層風化帯と土壌の生成過程を理解するとともに、豪雨や地震時における表層風化帯の削剥プロセスについて理解する。
授業計画
第1回:応用地質学の立場
第2回:岩石の物理的・力学的性質
第3回:岩盤の物理的・力学的性質
第4回:応用地質学的における地質調査法と物理探査
第5回:土の力学の基礎
第6回:地下水の特徴
第7回:地下水水質と熱水変質作用
第8回:岩石・鉱物の風化と土壌の形成
第9回:風化による岩石物性変化
第10回:風化速度の実測例
第11回:斜面崩壊の特徴
第12回:地すべりの特徴
第13回:岩盤崩壊の特徴
第14回:大規模崩壊・深層崩壊の特徴
第15回:地震時における谷埋め盛土の地すべり現象
第16回:期末試験
キーワード
応用地質学,環境地質学,災害地質学,地下水学