生物統計学
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
松尾 義則 [Yoshinori Matsuo] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
生物の実験データを使う際に、統計解析をおこなうことで結論を導き出せる。統計解析と結論の関係が正しいか、間違った統計の利用方法ではないかどうかを判断することができる。量的形質の解析もできるようになる
授業概要
生物学の分野で必要となる一般的な統計的手法に加えて、ゲノム遺伝子解析、量的形質や遺伝子検査の領域で必要となる次のような解析法について解説する。母集団からの抽出と検定、回帰と相関、分割表とカイ2乗検定、分散分析と遺伝率、遺伝子型と環境の相互作用、近親交配と近交係数、QTLマッピング、量的形質に影響する遺伝子の関連解析、ゲノムデータベースを利用しての遺伝子のコドン使用頻度やGC含量などの解析。
到達目標
生物の実験データを使う際に、統計解析をおこなうことで結論を導き出せる。統計解析と結論の関係が正しいか、間違った統計の利用方法ではないかどうかを判断することができる。量的形質の解析もできるようになる
授業計画
第1回:母集団からの抽出
第2回.検定
第3回.回帰
第4回.相関
第5回.分割表
第6回.カイ2乗検定
第7回.分散分析(1元)
第8回.分散分析(2元)
第9回.遺伝率
第10回.ダイアレルクロス
第11回.遺伝子型と環境の相互作用(共分散解析)
第12回.近親交配と近交係数
第13回.QTLマッピング
第14回.量的形質に影響する遺伝子の関連解析
第15回.ゲノムデータベースの利用
第16回.定期試験
教科書
生物統計学、向井著、化学同人, ISBN:9784759811094
Genetics and Analysis of Quantitative Traits, M. Lynch and B. Walsh, Sinauer publishers, ISBN:9780878934812