生命科学実験2
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
渡部 稔, 佐藤 高則 [Minoru Watanabe, Takanori Satoh] |
授業形態 | 実験 |
授業の目的
大腸菌での組換えタンパク質の発現、検出、精製、活性の測定、機能・構造解析、細胞の内在性のタンパク質の精製といったタンパク質化学の基本的な実験から、タンパク質の取り扱いについての基礎的技術を習得するとともに、これら一連の実験を通じて、タンパク質の生物物理化学的な性質に対して理解を深める。
授業概要
主にタンパク質を材料として分子生物学・生化学的な実験を行う。大腸菌で外来性のタンパク質を作らせ、そのタンパク質の検出、精製、活性の測定という組換えタンパク質の一連の実験を行うとともに、細胞の内在性のタンパク質の検出、活性測定等も行い、タンパク質化学に対する理解を深める。(オムニバス方式/全16回。毎回、実験・実習のほか講義を含む)
到達目標
タンパク質の生物物理化学的な性質に対して理解し、実験手法に精通することを目標とする。
授業計画
第1回:細胞での外来性タンパク質の発現法(担当:渡部稔)
第2回:大腸菌での融合タンパク質の発現(担当:渡部稔)
第3回:融合タンパク質の精製(担当:渡部稔)
第4回:SDS電気泳動と染色(担当:渡部稔)
第5回:ウエスタンブロッティング解析(担当:渡部稔)
第6回:免疫組織染色(組織の固定・抗体反応)(担当:渡部稔)
第7回:免疫組織染色(組織の洗浄・発色)(担当:渡部稔)
第8回:レポート返却・中間報告(担当:渡部稔)
第9回:ゲルろ過クロマトグラフィーによる分子量決定(担当:佐藤高則)
第10回:電気泳動法による四次構造解析(担当:佐藤高則)
第11回:酵素反応の速度論的解析(担当:佐藤高則)
第12回:活性を指標とした酵素の熱安定性(担当:佐藤高則)
第13回:蛍光スペクトル測定によるタンパク質の三次構造変化の解析(担当:佐藤高則)
第14回:タンパク質の三次元立体構造データベース利用法(担当:佐藤高則)
第15回:タンパク質のモデリングによる構造機能相関の解析(担当:佐藤高則)
第16回:総括授業・レポート返却(担当:佐藤高則)
キーワード
組換えタンパク質、発現、検出、精製、活性測定、機能・構造解析