基礎化学実験
| 科目分野 | 理工学部 |
|---|---|
| 選必区分 | 必修 |
| 担当教員 ［ローマ字表記］ |
川谷 諒, 荒川 幸弘, 八木下 史敏, 西内 優騎, 押村 美幸, 花田 隆文, 水口 仁志, 吉田 健, 倉科 昌, 野口 直樹, 堀河 俊英, 村井 啓一郎, 霜田 直宏 [KAWATANI Ryo, Yukihiro Arakawa, Fumitoshi Yagishita, Masaki Nishiuchi, Miyuki Oshimura, HANADA Takafumi, Hitoshi Mizuguchi, Ken Yoshida, Masashi Kurashina, Naoki Noguchi, Toshihide Horikawa, Keichiroh Murai, SHIMODA NAOHIRO] |
| 授業形態 | 実験 |
授業の目的
分析化学，有機化学及び化学工学を題材とした実験実習を通じて，基本的な実験技法を習得し，研究実験に対する安全で正確な実験操作を身につける。また，得られた実験結果に対する正確な解析方法及び論理的考察力を習得する。
授業概要
一連の化学実験科目の中で先頭に行われる本実験では，実験の初学者に基本的な実験技法を修得することを目的とする。化学物質及び実験装置の安全な取扱い方法を熟知し，各種器具の使用方法の基本を学んだのち，実験実習を行う。題材としては，理工学の基盤となる分析化学を始め，有機化学及び化学工学の基礎的な化学実験を扱う。具体的には，重量分析・有機化合物の分離と合成・物質移動実験に取り組む。実験事実に立脚した結論の導き方とその文章化という理工学で普遍的に求められる能力を習得させることを通じ，関連する講義での学習内容の理解を深める。
到達目標
- 化学実験時の安全に関して確認するとともに，器具・機器の使用について習熟する
- 基本的な実験技法を習得する
- 実験事実の論理的考察ができ，文章化する能力を習得する
- 一連の化学実験を通じ，学習内容の理解を深める
授業計画
- 実験スケジュールの解説・実験ノート及びレポートの書き方
- 化学実験時の安全教育（試薬の性質と取扱い）・実験を安全に行うために
- 実験技法：実験器具の使用方法（基礎，使用・洗浄）
- 実験技法：実験器具の使用方法（応用，測容器具の検定）
- 基礎化学実験ガイダンス
- 重量分析（るつぼの恒量・沈殿生成）
- 重量分析（硫酸イオンの定量）
- 有機化合物の分離（液-液抽出・TLC）
- 有機合成実験（アセトアニリドの合成・再結晶）
- 物質移動実験（拡散係数の測定）
- 物質移動数値計算（常微分方程式の数値解）
- データ解析（標準偏差・誤差伝搬・最小二乗法）
- 実験レポートの添削指導・質疑応答
- プレゼンテーション資料の作成とリハーサル
- プレゼンテーション
- 総括授業
キーワード
安全教育，実験技法，レポートの書き方，プレゼンテーション，分析化学，有機化学，化学工学
