工学系

応用化学システムコース

工業化学

科目分野 理工学部
選必区分 選択
担当教員
[ローマ字表記]
南川 慶二, 森賀 俊広 [Keiji Minagawa, Toshihiro Moriga]
授業形態 講義

授業の目的

工業化学の基礎となる科学技術を系統的に理解する。各種工業製品や材料の製造法についての基礎と応用を環境への影響も含めて理解する。

授業概要

化学工業の基礎となる科学技術を理学および工学的観点から講述し,工業製品や材料の製造法の基礎と応用を理解させる。具体的には,化学工業の特徴,原料およびエネルギー資源,化学工業と環境などの総論に続き,各種工業製品や材料の製造に関する科学技術を講述する。無機酸,ソーダ,製塩,肥料などの無機化学工業製品と石油化学を中心とする有機化学工業製品の製造技術各論を講述する。また,機能性高分子や生命医療材料,環境調和材料やリサイクル技術などについて,最新のトピックスを取り入れて講述する。

到達目標


  1. 化学工業製品の製造に関連する科学技術の概要と環境問題について説明できる.

  2. 無機酸・ソーダおよび派生物・肥料などの製造原理を説明できる.

  3. 石油化学の概要と各種有機工業製品や機能材料の製造法を説明できる.

授業計画


  1. 化学工業とは何か

  2. 酸ー硫酸,硝酸,塩酸,リン酸

  3. ソーダと塩素

  4. 水素・アンモニア・肥料

  5. 無機ファインケミカルズ

  6. ガラス

  7. 炭素資源

  8. 石油精製

  9. 石油化学

  10. メタノールの化学

  11. 汎用性高分子

  12. 機能性高分子

  13. 有機ファインケミカルズ(1)界面活性剤

  14. 有機ファインケミカルズ(2)医薬・農薬

  15. グリーンケミストリー

  16. 定期試験

教科書

新しい工業化学 環境との調和をめざして/足立吟也・岩倉千秋・馬場章夫:化学同人, ISBN:9784759809558

キーワード

石油化学, 有機材料, 無機酸, アンモニア