科目分野	理工学部
選必区分	選択
担当教員 ［ローマ字表記］	平野　朋広，押村　美幸，川谷　諒[Tomohiro Hirano, Miyuki Oshimura, KAWATANI Ryo]
授業形態	講義

授業の目的

有機化学実験では，実験結果の分析および解析には主に核磁気共鳴分光法，質量分析法，赤外分光法，紫外分光法が使われます。この授業では，これらの分析法について原理を理解し，これらの分析方法から得られるデータの分析および解析の方法を習得します。

授業概要

有機化学実験における主要分析器の原理・解析方法を身につけることを念頭に講述する。さらにそれらの解析方法について，それらの分析方法から得られる実験データを用いた演習問題を通じて習得する。

到達目標

1. 有機化合物の分析法について分析機器の理解を深める


2. 有機化合物の分析法について解析方法の理解を深める

授業計画

1. 核磁気共鳴分光方法の原理


2. 核磁気共鳴分光方法の解析方法


3. 1H核磁気共鳴分光方法のスペクトル解析


4. 13C核磁気共鳴分光方法のスペクトル解析


5. 多核核磁気共鳴分光方法のスペクトル解析


6. 質量分析方法の原理および解析方法


7. 質量分析方法を主としたデータ解析（１）：各種イオン化方法について


8. 質量分析方法を主としたデータ解析（２）：電気泳動を組合わせた解析方法


9. 質量分析方法を主としたデータ解析（３）：核磁気共鳴分光方法を組合わせた解析方法


10. 赤外分析方法の原理


11. 赤外分析方法の解析方法：含有官能基の確認方法


12. 赤外分析方法を主としたスペクトル解析（１）：定量的赤外分光法


13. 赤外分析方法を主としたスペクトル解析（２）：他分析機器を組合わせた解析方法


14. 紫外分光方法の原理および解析方法


15. 紫外分光方法を主としたスペクトル解析


16. 定期試験

教科書

有機化学のためのスペクトル解析法／M. Hesse, H. Meier, B. Zeeh著,：化学同人，10-Mar, ISBN:9784759811933

キーワード

有機化学実験，質量分析法，分光法