有機化学4
科目分野 | 理工学部 |
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選必区分 | 選択 |
担当教員 [ローマ字表記] |
平野 朋広, 南川 慶二, 押村 美幸 [Tomohiro Hirano, Keiji Minagawa, Miyuki Oshimura] |
授業形態 | 講義 |
授業の目的
生命の構成要素である生体分子・生体高分子の構造と機能に着目し,生命の仕組みを理解する。
高分子の合成法および反応解析の手法を理解する。
授業概要
生体高分子は種々の有機分子との複雑な相互作用によって生命を維持・調節している。一方,合成高分子は有機低分子を重合して得られる巨大分子である。本科目では,これまでに学修してきた有機化学と高分子化学の立場から生命現象を担う生体高分子と材料として用いられる合成高分子の本質を捉えることで,生体高分子・合成高分子を含む有機分子とその集合体に関する総合的な理解を深めることを目的とする。生体分子の構造や機能および代謝反応に関する講義に続いて,高分子合成・反応解析などについて演習を行う。
到達目標
- 生体分子の構造と機能について理解する
- 遺伝情報の伝達および代謝の概要を理解する
- 高分子合成の手法を理解する
- 高分子合成の反応機構を理解する
授業計画
- 生体分子序論
- 糖の構造と立体化学
- ペプチドとタンパク質・酵素
- 脂質
- 核酸の構造
- DNAの複製・転写・翻訳
- 遺伝情報伝達と遺伝子工学
- 代謝経路の有機化学
- ラジカル重合
- アニオン重合
- カチオン重合
- 配位重合
- 開環重合
- 重縮合
- 共重合
- 定期試験
教科書
有機化学概説/マクマリー, Eric Simanek [著],伊東[ショウ], 児玉三明 訳,:東京化学同人,2007, ISBN:9784807906628
キーワード
糖・脂質,アミノ酸とタンパク質の構造,核酸の構造と遺伝情報,代謝,高分子合成,高分子構造,重合反応速度論