科目分野	理工学部
選必区分	必修
担当教員 ［ローマ字表記］	岸本　豊, 川崎　祐　[Yutaka Kishimoto, Yu Kawasaki]
授業形態	実験

授業の目的

広く工学・工業技術の基礎となる物理学の基本概念のさらなる理解，および実験を行なう際の基本事項・基本動作の修得を目的として，基礎的な物理学実験を行なう．本実験を通して，工業の関係科目としての機械工作，機械設計，電子技術，電子回路，工業材料などで必要となる物理現象に関する基本的事項を理解する.

授業概要

物理学の基本であり工業科目に臨む上でも重要な基本測定，力学，物性，電磁気学，熱，波動，原子物理学よりテーマを選択し，3～4 名ずつの班ごとに実験を行ない，レポートを作成・提出する．

到達目標

1. 実験を行なう際の基本事項を理解する.
2. 実験を通して基本的な物理現象を理解する.
3. 実験データの解析および考察を行なえるようになる．
4. レポート作成の技法を修得する．

授業計画

第１回：オリエンテーション
第２回：実験第1 回　（角運動量）：機械工作、機械設計などへの応用のための基礎
第３回：実験第2 回　（ボルダの振り子）：機械工作、機械設計などへの応用のための基礎
第４回：実験第3 回　（単剛性率）：機械工作、機械設計、工業材料などへの応用のための基礎
第５回：実験第1-3回のレポート指導
第６回：実験第4 回　（等電位線）：電子回路、電子技術などへの応用のための基礎
第７回：実験第5 回　（コンデンサの静電容量）：電子回路、電子技術などへの応用のための基礎
第８回：実験第6 回　（ホール効果）：電子回路、電子技術などへの応用のための基礎
第９回：実験第4-6回のレポート指導
第１０回：実験第7 回　（比熱）：工業材料などへの応用のための基礎
第１１回：実験第8 回　（不良導体の温度伝導率）：工業材料などへの応用のための基礎
第１２回：実験第9 回　（フランク・ヘルツの実験）：電子回路、電子技術などへの応用のための基礎
第１３回：実験第7-9回のレポート指導
第１４回：実験（予備日）
第１５回：レポート指導
第１６回：レポート最終提出

教科書

実験担当者編「物理学基礎実験」を使用する．

キーワード

角運動量, ボルダの振り子，単剛性率，等電位線，コンデンサの静電容量，ホール効果，比熱，不良導体の温度伝導率，フランク・ヘルツの実験